前回、濃厚接触者日記を書かせていただきましたが、まぁ、こんなことがあったね…という単なる報告です。が、せっかく貴重な(?)体験をさせていただいたので、このときの課題点と改善案を書かせていただこうと、このあとがきを書かせて頂きます。なお、こちらもFacebookで公開していたものを、ブログ向けに多少書き直しておりますが、ほぼほぼそのまま掲載します。
さて、そんなこんなで14日間に渡る健康観察期間を経て、文句も色々とありましたが、せっかくなので課題点と改善案を出しときます。
特に、官邸か厚生労働省に知り合いがいる方は、是非ともお知らせいただけると助かります(笑
ちなみに、新型コロナウィルスにかからないために、ロックダウンするとか、完全に世の中と断絶して生きて行きなさいとかはあり得ませんし、そんな改善案は出しません。人との関わりで世の中が回っている以上、一時的にロックダウンしても、人との関わりが再開されれば間違いなく感染は広がるのは明白だしね。
…ということで。
その1(課題:濃厚接触者の定義ってどうよ)
前回の濃厚接触者日記でも書いていましたが、もともと濃厚接触者の定義は、こんな感じ。(この時点のものなので、現在の定義とは少し違っていますので、ご注意ください。最新の定義は、こちら)
濃厚接触者とは、患者が新型コロナウイルス感染症を疑う症状が出た2日前から、患者と同居あ るいは長時間に接触があった、1メートル程度の近距離でマスクを着用せずに 15 分以上の接触が った人などを指し、患者の症状などから総合的に判断して保健所から指導があります。
(引用元が見つからない…)
「など」が曖昧なので、こんな感じの定義はいかがでしょう。
- 1メートル程度の近距離でマスクを着用せず、15分以上接触があった場合
- 握手、ハイタッチ、ハグ…といった接触があった場合
- 食事の際に、同一の大皿から各自で取って食べ物を食べた場合
- フェイスタオル、バスタオル、マスクの貸し借り(共有)した場合
- 一切の換気がない密閉空間で15分以上、同席した場合
この程度の定義で十分ではないかと思う。たぶん。
もちろん、他にもあると思うので、そこは有識者会議とかで話し合ってください。要は、ホントに濃厚接触者として扱わなければならない人にターゲットを絞るって話。この定義でいくと、自分は、今回の件で濃厚接触者に当たらないですが、近しいところにいたヤツには変わりがないので、準濃厚接触者くらいの位置付けがあっても良いと思う。
なので、改善案としては、
- 濃厚接触者の定義をちゃんとすること
- 濃厚接触者には、2段階のランクを設けるということ
が挙げられるかと。
ちなみに、濃厚接触者は、これまでと同じく観察対象、準濃厚接触者は、自粛対象(あくまで自主的にという位置づけね)で、体調に変化がある場合には、濃厚接触者に次いで検査対象にするってので良いんじゃね?
その2(課題:システム化されないと厳しいでしょ)
コロナ陽性者はもちろんのこと、濃厚接触者も、たぶんシステムには登録していると思うし、そうあって欲しいと願っていますが、その1のランク分けした人(純濃厚接触者)も登録出来るようにしましょうよ。
そして、それを、発見された保健所から、最寄り保健所に切り換えたタイミングで、それぞれの保健所に通知がいくようにしましょう。
さらには、PCR検査先となる病院や施設などの登録も行えるようにし、オンラインで予約ができるように。もちろん、このオンライン予約は、各陽性者や濃厚接触者がするのではなく、保健所側ですることになるけれど、電話やFAXでやること考えたら、はるかに効率よくできるはず。
メールとかも、自動送信できるような仕組みもあると良いね。
たぶん、SalesforceのようなCRMのシステムをちょいカスタマイズすれば、良さそうではあるので、まぁ、アメリカのシステムじゃなくても、日本のメーカーさんでCRM作っているところもあるだろうから、そのシステムをカスタマイズして作りましょうよ。
少なくても、アベノマスクの費用の1/10くらい出せば、十分に可能でしょ。
つーか、調整しますから、ください(笑
くれたら、もっとちゃんと考えますんで。
それと、このシステムでの陽性者や濃厚接触者の情報は、アプリとも連動させることも忘れずに。
で、システムを作って終わりではなく、問題とか発生したときの対応も取れるように、しばらく運用体制も整えておきましょう。
なお、窓口は、厚生労働省の中に設置して、責任は、厚生労働省がちゃんと持つようにするってのも忘れちゃいかんね。
その3(課題:検査が遅いのおかしくね?)
PCR検査の体制がどうなっているのかわからないけど、濃厚接触者がすぐに検査受けられないのは、どう考えてもおかしいと思うので、PCR検査の優先順位をちゃんと決めようよ。陽性者数に対して、4〜5倍、もっと言うと10倍くらいの濃厚接触者がいたとしても、十分に検査ができるだけのキャパはあると思うんだけど、どうなんでしょうね?
そのあたりをちゃんと整理して、優先順位ごとに、検査が受けられるようにしましょう。場合によっては、濃厚接触者用の検査場なんかを用意するのもありなのかもよ。
その4(課題:公共交通機関使えない人はどうすんの?)
検査受けるにしても、公共交通機関が使えないってことは、歩き、クルマ、チャリといった感じの移動手段が必要になるけど、場所によっては、ちょっと無理って人も出てきちゃう。
となると、止むを得ず公共交通機関を使って移動する人も出てきそうな気がするんだよね。なので、移動手段を提供する体制ってのも、何か考えないといけないだろうね。
まぁ、とんでもないヤツが出てくる可能性も否定はできないけど、システム上で管理されている人だけが対象にするってことにすれば、、多少は許容しても良さそうな気はするな。
その5(課題:保健所の皆さん忙しそうだよね)
医療従事者の皆さんをはじめとして、保健所の皆さんが大変な状況であるのは重々承知です。まずは、ありがとうございます。
保健所の方々の普段の作業が何やってるか知りませんが、現時点では、このコロナ騒動で忙しいのは確かかと。
この先、いまいま夏場は食中毒や熱中症、冬場はインフルエンザなどの流行感染症なんかの対応も当然あるはず。ただ、新型コロナのような流行性の感染症は、ずっと(ずっとウィルスは残るとは思いますが、流行し続けるという意味で)ではないはずなので、間違いなく今回のこのタイミングにおいて、一時的でも良いので、追加の人員を確保すべきでしょう。
新型コロナの対応で、他の作業が出来ませんじゃお話にならないので、その辺りちゃんと出来るように、作業を分けて対応した方が良いんじゃない。
予算ガーってなるけど、余計な費用抑えれば、そのくらいの人件費は賄えるんじゃない?ちゃんと計算してないけど‥(笑
大した改善策でも無いけど、ちゃんと仕事としてやらせてもらえるなら、キチンと考えますんで、
是非ともやらせてください(笑
誰が悪いとか、良いとかは、言うつもりは一切無いけど、今回の新型コロナ(COVID-19)について、これまでわからなかったことが分かってきたというのも沢山あるはずなんですよね。なので、
ダメなところは直して、
良かったところは
もっと頑張っていきましょう!
最後に…。
このコロナ騒ぎの中で、自粛警察やマスク警察みたいに、○○警察が流行っているみたいだけど、人のことをとやかく言うのはやめましょうね。これって、トイレットペーパーやマスク(最近はイソジンね)の品切れが続いたけど、それを買っている人に対して文句言うのも含めてです。「自粛警察とは違うよ」という人がいるけど…
思考回路はまったく同じだから(笑
何か事情があってのことなのかもしれないので、それを咎めるほど、あなたは人間が出来上がっているワケないやん。(自分も含めてね)
ただ、買う側としては、ふと立ち止まって、本当に必要なのかとかは考えていきたいけどね。本当に必要なら遠慮する必要なんかないし。
そうそう、以前、東日本大震災のときに、関東近郊から水がなくなったときに、水を販売するドラッグストアの前で長蛇の列が出来たの覚えていますかね?
水だけが店頭から消え、次にお茶、最後まで炭酸系が残っていたときのことです。そのときに、小さい子供と母親の会話がサイコーにイカしていました。
娘「ママ、みんななんで並んでいるの?」
母「みんなお水を買うために並んでいるの」
娘「○○(自分の名前)は、もうお姉ちゃんだから、
お水飲まなくてもチリチリ飲めばいいもん。
みんな大人なのに、チリチリ飲めないんだね」
サイコーにイカす答えやん!
このとき、顔を背けた人が何人かいたんですが、そんな人は、少なくともそんなに必要じゃないよ(笑
ただ、赤ちゃんのミルクを作るため…とか、何かの病気で…とか、いろんな事情で必要とする人も中にはいるので、そんな人たちを責めるのはおかしいもんね。
…とまぁ、そんなこんなで、濃厚接触者になった話だったんですが、濃厚接触者には、これからも、人が出回ることで、誰にでもなり得る可能性は高いと思いますし、まだまだ混乱は続きそうですね。マスコミも煽るだけ煽ってるけど…、まぁ、マスコミに対しての話は、ここではヤメておきましょう(笑
ただ、最低限、自分自身が気をつけるのはもちろんのこと、この新型コロナウィルス(COVID-19)を正しく恐れるというのが大事な気はしています。
とういことで、
皆さま、残暑続いておりますが、ご自愛ください。
僕は、元気にヒマしていますんで、いつでもお仕事待ってます。
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